水屋のお話(?)…先日の続き

先日の水屋のお話の続きにもなるのかと思うが……?

安土桃山時代他、「水」が貴重であった…と言う事で、水屋の仕事もそれに影響を受ける様な形になっているのだが…

その貴重な「水」を扱う際に、一旦、大きな水ガメ(水壺)に汲んで置き、そこから一々叮嚀に専用の柄杓で濾して

水を扱うと言う作業を行う。

最初に、この作業を見た時に、何と”迂遠な…”と思ったモノだが……色々な由来と言うモノを聞いていると

「なるほど」と頷く事が多い。

遠く昔の事をベースにして造られた所作や決まり事は、一見すると現代からすれば、非常に面倒くさい?

或いは、屋上屋を架す様に映る事があるけれども…その背景や由来と言うモノを聞いていると

それを設けた当時(安土桃山時代)の、”他人に対するオモイヤリ”と言うモノをヒシヒシと感じる。

500年近くも続くものであるから、それなりの「敷居」と言うものがあるのだろう(?)と言う事は

習い始める時に考えてはいたのだが…その「本当の狙い」と言うモノを識れば…「合理的」とすら思えてくる。

それを、そのままの日常生活に投影をさせる事は難しいものも多いけれど……その精神は何らかの形で生きてくる(?)

様な気がします。

何れにしても……( ^^) _旦~~ 「お茶」は凄いなぁ……と思う事がしきりです(w