濃茶を練る

茶の湯の一つの華としての「濃茶」

その濃茶を作る事を、「練る」と言いますが……

これが、普通の抹茶(「お薄」)を点てるのとは違って、非常に微妙なモノが……

文字通り、「練る」と言う表現がピッタリな様に、お茶碗に濃茶の粉を入れて、ジワジワと練っていく訳ですが……

その粉の分量もさることながら…?

その粉を溶く水の塩梅が「非常に」”非常に!”難しい……(;一_一)

ちょっと水の分量が多すぎても、薄くなってだらしない感じのお茶になるし……

ちょっと水の分量が少なすぎても、硬くなったり……酷い時にはダマになってしまって(出来そこないのシチューの様……)とても人にお出し出来る代物ではなくなります。

この辺が、この「お茶」の難しい所なのですが……まさに、その時々の「粉の状態」「水の状態」「お湯の加減」などのそれぞれの”ご機嫌”を窺いつつ…

本当に、自他共に認める「美味しいお茶を♪」と言うのは、そう簡単には出来上がってこないモノのようですね(w